
さまざまなお客様のニーズに対応するため、長年培ってきたノウハウと豊富な経験を駆使して、200種類以上のオリジナル麺を製造しています。自動化できるところは機械を導入して効率化を図る一方、製品ごとに加工の仕方を変えているので、麺の調整などノウハウが必要なところには、麺の製造を熟知した人間が責任者となってラインを動かしています。
素材となる大切な小麦粉は結露を防ぐ布サイロで小麦の種類ごとに管理されており、材料をすべて撹拌した後は、機械によって上下から圧延され、適度な温度・湿度で熟成されます。こうした圧延や熟成の過程を経ることで、なめらかでコシがある麺が出来上がります。また豊富な種類の切り歯によって太さやウェーブに変化を付けられるのも大きな特徴です。異物混入や劣化を防ぐため、製品はすぐに個別包装されます。
当社には生麺1ライン、茹で麺2ライン、冷凍麺1ラインの製造ラインがあります。ここでは、冷凍麺の全自動ラインの一部をご紹介いたします。美味しい麺が出来上がるまでの工程をご覧ください。
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小麦粉と練り水やかんすいと混ぜ合わせるミキサーです。当社では真空ミキサーを導入しており、小麦粉の隅々まで均等に水分を届け、製麺に最適な生地を練り上げます。全自動制御により常に安定した生地をつくることが可能です。
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波型になったロールを使用することにより、手打ちうどんの製法に近い方法で生地を帯状にしていきます。
生地をいためないように熟成させながら徐々に薄くしていき、既定の重量になるよう自動的にカットして茹で工程に向かいます。
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切出した麺は全自動茹で釜に適量ずつ投入され、最適な温度と茹で時間で麺をおどらせるように茹で上げます。
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茹であげた麺は水温5度以下の冷水で急速冷却を行い、この工程で麺のぬめりも取り除いていきます。その後一食ずつトレーに入り冷凍工程へと進みます。
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マイナス40℃以下の大型フリーザーによって約40分で完全に凍結します。麺は茹であげた直後から劣化がはじまりますが、急速冷凍することにより茹であげ直後の一番美味しい状態のまま保存することが可能となります。これこそが冷凍麺が美味しい一番の強みです。
冷凍された麺は1食ずつ作業員により検品を行い、規定の数量ごとに自動包装され、出荷まで保管いたします。